緑茶には人間の健康によい影響を与えるとされる成分が多く含まれており、実に多様な効果・効能があります。
カテキン類、カフェイン、テアニン、ビタミンC、フッ素、ミネラル、サボニン、ビタミンA/E、その他食物繊維やビタミンB1/B2、ナイアシンなど多くの成分が含まれています。
健康効果として
動脈硬化・高血圧・脳卒中・糖尿病などの抑制効果、対アレルギー・二日酔い効果、ダイエット・美容効果など様々な効用があるといわれています。最近の研究結果ではガン抑制効果もあるという発表もされています。
緑茶(不発酵茶)の種類
緑茶とは摘み取った直後に蒸気による熱処理にて発酵を止める不発酵茶, つまり日本茶全般を指します。
煎茶も玉露も、玉露に似た栽培方法のかぶせ茶も、緑茶を熱で焙じるほうじ茶も含めて日本茶全般の総称を緑茶といいます。
新茶とは
その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のことで、一番茶と呼ばれることもあります。新茶は、カテキン(渋み)・カフェイン(苦み)が少なく、逆にテアニン(旨み)が多いため、若葉ようなのさわやかな香りが特徴です。
SENCHA
日本茶の代表で最も一般的なお茶。新葉を摘んですぐに蒸して揉んで作られるお茶です。日本で生産されるお茶の約75%を占めます。上級品ほど旨味や香りがよくなる。
FUKAMUSHI SENCHA
日本茶の代表で最も一般的なお茶。煎茶よりも豊富な蒸気を用いて、蒸す時間を普通煎茶よりも2~3倍長くして作ったお茶です。渋味を抑え、マイルドな味に仕上げられております。
GYOKURO
収穫の前(最低二週間程度)被覆を施され栽培されたものを玉露といいます。光が少ない状態で新芽が育つため、アミノ酸(テアニン)からカテキンへの生成が少なくなり、その結果、渋みが少なく旨みが豊富な味になります。海苔に似た香りが特徴的です。
BANCHA
原料として夏以降に収穫した茶葉(三番茶・四番茶)、次期の栽培に向けて枝を整形したときの茶葉(秋冬番茶)、煎茶の製造工程ではじかれた大きな葉(川柳)などを用いたお茶です。ワインで言うテーブルワインのような感じです。
TAMARYOKUCHA
煎茶の工程から、まっすぐ伸ばす工程(精揉工程)を省略。勾玉のような形からグリ茶とも言います。濃厚な味わいが特徴。
HOUJI CHA
煎茶、番茶などをキツネ色になるまで強火で炒って(ほうじると言います)香ばしさを引き出したお茶のことです。炒ることによってカフェインが昇華して苦みが飛ぶので、お子さまやお年寄りの苦味の苦手な方にも飲みやすいお茶です。香ばしさとすっきりとした軽い味が特徴です。
① 用意するものは、
お気に入りのお茶(冷水ポット500ml~700mlの場合、茶葉の量10g)
冷水ポット(500ml~700ml)
氷(ポット一杯になるぐらい)
※お茶の葉は、上級のかぶせ茶が甘み成分であるテアニンを多く含んでいるので
氷出しには最適です。
②茶葉の量 10gを冷水ポットの中に入れ、抽出しやすいように薄く広げます。
③薄く広げた茶の葉の上に氷を冷水ポット一杯になるように入れます。
④氷がゆっくり解けるに従い、お茶のエキスもじんわりとしみ出してきます。
※そのまま触れずに、常温で3~4時間ほどおいておきます。
⑤氷が溶けたら、ポットを軽く振ってください。
そうすれば、抽出された沈んでいるお茶のエキスが綺麗に混ざり、綺麗な緑色の水色になります。
冷蔵庫の中で作る場合には、かなり時間がかかります。その場合、寝る前に作っておけば、翌朝にはおいしい氷出し茶で目を覚ますことが出来ます。